※1)文書をAIが正しく読み取り・検索・活用できる状態に整備すること
味の素株式会社(社長:中村 茂雄 本社:東京都中央区)は、経済産業省およびNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が主催する国家プロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」において、採択事業者である生成AIスタートアップのストックマーク株式会社(代表取締役CEO:林 達 本社:東京都港区、以下ストックマーク社)が推進するAI-Ready化※1に関する研究開発にパートナー企業として参画します。当社は生産活動における社内技術文書等の現場データや技術的な知見のAI-Ready化に向けた実証を開始し、本取り組みを通じて生成AIの高度活用によるDXを加速させていきます。
GENIACは生成AIの開発力強化と社会実装による経済効果の創出を目的に、製造業をはじめとする各産業の実データを対象としたAI活用を推進するプロジェクトであり、企業内のデータやノウハウをAIが活用できる資産に転換する取り組みを重要なテーマとして位置づけています。ストックマーク社は企業内データをAI活用に適した形へ整備・高度化する技術と知見を有しており、このテーマを推進する重要な役割を担っています。
当社では、長年にわたり培ってきた製造・技術の知見が、研究報告・技術資料や従業員の暗黙知として蓄積されている一方で、情報の分散や属人化により、これらが資産として十分に活用されていないという課題を抱えています。また生成AIの活用が進展する中で、企業内の非公開データをいかに安全かつ効果的に活用するかが製造業における競争力の鍵となります。このような現状や課題認識の下、ストックマーク社より本プロジェクトへの参画の打診を受け、本事業に参画することを決定しました。
本取り組みでは、当社の食品事業を支える生産・エンジニア領域における技術標準書や技術アセスメント資料等を対象に、構造化やメタデータ付与を通じてAIが理解・活用できる形へと再設計し、AI-Ready化を進めます。この連携により単なる情報検索にとどまらず、熟練技術者の暗黙知を形式知化し、業務プロセスを支援するAIエージェント活用までを見据えた検証を行います。当社は本取り組みを2026年5月から実施し、将来的には品質管理、設備保全、研究開発など他領域への展開も視野に入れ、現場判断や業務プロセス自体をAIが支援することで業務変革につなげる、次世代の生産データのAI活用モデルの確立を目指します。
当社が「アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献する」という志(パーパス)の下、中期ASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)経営2030ロードマップ実現に向けて事業を推進する中で、経営基盤強化の一環として当社の強みである技術力・製造力のデジタル技術とAIの活用を通じた高度化・資産化および次世代への継承を進めており、その中で本取り組みをデータとAIを活用した持続的な生産性向上・人財育成・競争力強化に資する施策と位置づけています。またGENIACへの参画により、社内変革のみならず製造業全体におけるAI活用の知見形成への役割も期待できることから、事業を通じた社会価値と経済価値の共創を図るASV経営を進化させる手段として本取り組みを進めていきます。
参考
■ストックマーク社概要
(1)社名:ストックマーク株式会社(Stockmark Inc.)
(2)所在地:東京都港区南青山1丁目12-3 LIFORK MINAMI AOYAMA S209
(3)設立時期:2016年11月15日5年12月17日(前身のウィズソフト株式会社は1990年3月29日設立) (2026年5月14日訂正)
(4)代表者:代表取締役CEO 林 達
(5)事業内容:自然言語処理を活用した企業文化変革の支援を行うサービスの開発・運営
(6)従業員数:151名(2026年4月時点)
(7)ホームページ:https://stockmark.co.jp/


