味の素株式会社(社長:中村 茂雄 本社:東京都中央区)は、連結子会社である味の素ファインテクノ株式会社(社長:真子 玄迅 本社:神奈川県川崎市、以下AFT社)を通じて、岐阜県可児市の可児御嵩インターチェンジ工業団地内に新工場用地を取得します。本用地において半導体パッケージ向け層間絶縁材料である味の素ビルドアップフィルム™ (ABF™)の生産工場の建設を計画しており、2028年に着工、2032年に稼働開始する予定です。
この新工場は、AFT社の本社工場(神奈川県川崎市)、群馬工場(群馬県昭和村)に続く、第三拠点となり生産能力拡大とともにBCP視点で安定供給体制を強化するものです。
ABF™は1999年発売以来25年以上にわたり、半導体パッケージ向け層間絶縁材料のデファクトスタンダードとしてパソコンやゲーム機などの半導体(CPU、GPU)の高性能化に貢献してきました。今後もクラウドサービスや人工知能(AI)向けデータセンター、ネットワークなどの需要を背景に高成長が続くと見込まれています。新工場は、2030年以降の半導体市場成長を見据え、ABF™生産能力拡大による供給体制強化とBCPを目的とし、雇用機会の創出等、地域社会支援に貢献します。
新工場の特徴は以下の通りです。
- 事業成長を支える工場
(1) 2030年以降のABF™需要に応える供給能力と将来的な生産能力拡張への対応
(2) 安定供給に向けた、BCP視点からの諸条件を満たす本社工場、群馬工場から一定距離離れた立地 - 自動化とデジタルトランスフォーメーション(DX)による効率的なプロセス
(1) 自動化技術・ICT技術の導入によるDXの推進
(2) 適切な在庫管理を通じたSCM(サプライチェーン管理)の強化 - 味の素グループのパーパス「アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献する」に基づく工場
(1) 従業員が誇りを持ち、安全で快適に働ける環境の提供
(2) 製品の安心・安全で安定的な供給によるASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)の促進と、事業を通じた社会貢献
(3) 再生可能エネルギーの活用などを通じたGHG削減、環境負荷低減に向けた取り組み
味の素グループは「中期ASV経営2030ロードマップ」の一環として、成長領域であるICT領域の事業強化および成長を目指しています。本工場用地取得によって、イノベーションプロバイダーを目指すAFT社において、高品質かつ信頼性の高い製品を半導体分野に対して持続可能な形で届けるためのバリューチェーン強化を目指しています。
【新工場用地の概要】
1.所在地:岐阜県可児市 可児御嵩インターチェンジ工業団地
2.取得額:約12億円
3.スケジュール:2026年5月 立地協定締結 2026年6月 契約締結
4.工場建設:2028年着工、2032年稼働開始
参考
味の素ファインテクノ株式会社(AFT社)の概要
1.所在地:神奈川県川崎市
2.設立:1942年
3.代表者:社長 真子 玄迅
4.従業員数:487名(2026年4月時点)
5.事業内容:電子材料およびその他機能材料の製造・販売


