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味の素㈱、フィリピン味の素㈱の新工場を建設

生産能力拡大による安定供給強化
稼働開始予定:2028年4月、総資本投資額:約238億円
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 味の素株式会社(社長:中村 茂雄 本社:東京都中央区)は、連結子会社であるフィリピン味の素株式会社(社長:尾崎 弘一 本社:フィリピン マカティ市、以下APC社)を通じて、フィリピン中部ルソン地方のTARI(タリ)工業団地に新工場を建設します。本プロジェクトの総資本投資額は約91億フィリピンペソ(約238億円)を予定しており、2026年5月に建設を開始し、2028年4月に稼働を開始する予定です。この新工場では、風味調味料「AJI GINISA®」、から揚げ粉「Crispy Fry®」などの調味料類の製造・包装を行います。

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 APC社は60年以上にわたり、フィリピンの食文化を支え、食品産業に貢献してきました。フィリピンは人口増加、強力なインフラ投資、安定した国内需要による成長が期待され、今後もこのポジティブな経済動向が続くと見込まれています。新工場は、フィリピン経済の持続的な成長を見据え、生産能力拡大による供給体制強化を目的とし、雇用機会の創出等、地域社会支援とフィリピン食品産業のイノベーションに貢献します。

新工場の特徴は以下の通りです。

  1.  事業成長を支え、新たな事業展開に対応した工場
  2.  自動化とデジタルトランスフォーメーション(DX)による効率的なプロセス
    (1) 生産プロセスの自動化とDXを推進し、労働生産性と柔軟性の向上
    (2) 適切な在庫管理を通じたSCM(サプライチェーン管理)の強化
  3.  従業員、地域社会、地球のWell-beingに継続的に貢献する工場
    (1) 従業員が誇りを持ち、安全で快適に働ける環境を提供
    (2) ASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)を促進し、工場見学を通じてファンを拡大
    (3) 温室効果ガス(GHG)排出量ネットゼロ化を実現し、環境負荷を削減した持続可能な食品生産工場を構築

 当社は「2030ロードマップ」の一環として、地域ごとの事業ポートフォリオ強化および成長を目指しています。本プロジェクトによって、「おいしく食べて健康づくり」という味の素グループの創業の志を体現し、安全で高品質かつ信頼性の高い製品をフィリピンの消費者に持続可能な形で届けるためのバリューチェーン強化を目指しています。

【新工場の概要】
1.所在地:フィリピン中部ルソン地方 タルラック市
2.資本投資額:約91億フィリピンペソ(約238億円)
3.スケジュール:建設開始:2026年5月、稼働開始予定:2028年4月
★1フィリピンペソ(PHP)=2.62円(2025年7月31日時点)

参考

フィリピン味の素株式会社(APC社)の概要
1.所在地:フィリピン マカティ市
2.設立:1958年
3.代表者:社長 尾崎 弘一
4.従業員数:922名(2025年6月時点)
5.事業内容:調味料(「AJI-NO-MOTO®」、「AJI GINISA®」、「Crispy Fry®」)およびその他製品の製造・販売

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