
味の素株式会社(社長:中村茂雄 本社:東京都中央区)は、国際的な環境非営利団体であるCDP(https://www.cdp.net/ja)より、2024年度の「気候変動Aリスト」に選定されました。これは、当社の気候変動に関する開示の包括性や先駆的な取り組みなどが評価されたもので、当社のAリストへの選定は5年連続となります。
CDPは、環境問題に高い関心を持つ世界の機関投資家や大手購買企業の要請に基づき、企業や自治体に対して、気候変動、水資源保護、森林保全等の環境問題への取り組みの促進と情報開示を求める活動を行う非営利団体です。同団体は、世界の主要企業の環境活動に関する情報を収集・分析・評価しており、2024年には、世界の時価総額66%を占める約24,800社の企業がこれに応じました。
世界的に喫緊の課題となっている気候変動は、原材料の調達をはじめとする味の素グループの事業に多大な影響を及ぼしかねません。当社グループは、気候変動を全社経営レベルのリスクかつ機会と捉え、地球・環境との共生に向け、Net Zeroを含む温室効果ガス(GHG)排出削減目標を掲げています。この目標は、産業革命前からの気温上昇を1.5℃に抑えるための科学的根拠に基づいた目標であるとして、国際的な共同団体であるSBT(Science Based Targets)イニシアチブ※1より2024年12月10日に新たな認定を取得しました。TCFD※2 (気候関連財務情報開示タスクフォース)の枠組みに沿った気候変動に関するリスク・機会およびその対応策に関する情報開示、国際的な環境イニシアチブ「RE100」への参画等を行いながら、バイオマスや太陽光等の再生可能エネルギーの積極的な利用や購入、スコープ3削減に向けたサプライヤーとの協働等、脱炭素経営に向けた取り組みを推進していきます。
なお下記WEBサイトにて、気候変動への適応とその緩和に関する味の素グループの考え方や取り組みをご紹介しています。
気候変動(TCFD提言に基づく情報開示)
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/sustainability/initiative/environment.html#anchor02
※1) 国連グローバル・コンパクト、CDP、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)が共同で設立し、産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるための科学的根拠に基づいた目標の設定を企業に働きかけている。
※2) Task Force on Climate-related Financial Disclosures
参考
2025年1月10日付サステナビリティニュース
味の素グループのNet Zeroを含む温室効果ガス排出削減目標がSBTイニシアチブの認定を取得
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/sustainability/news/news250110.html