味の素株式会社(社長:中村 茂雄 本社:東京都中央区)は、2025年3月5日に開催された春季労使交渉において、味の素労働組合の要求金額であるベースアップ16,000円に対し、一発満額で回答し、妥結しました。これにより定期昇給を含め6%相当、1人当たり平均24,000円以上の賃上げを実施します。2023年から3年連続で賃上げを実施しており、定期昇給を含め3年間で合計60,000円を超える賃上げとなります。
当社は、「アミノサイエンス®で、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」という”志(パーパス)”に共感する多様な人財が、中期ASV経営 2030年ロードマップの実現に向けて挑戦を続けています。高い目標へ挑戦する原動力は”志(パーパス)”とエンゲージメントとのつながりであり、人財・技術・顧客・組織の4つの無形資産のうち、最も大切な人財資産への投資強化によりエンゲージメントを高めていくことが、企業価値の向上において不可欠であると考えています。こうした取り組みの一環として、過去2年間と同水準の6%相当の賃上げを決定しました。
さらに、新卒採用競争力強化および若手人財層への投資強化を目的として、新卒入社社員の初任給も引き上げます。また、正規雇用者のみならず、”志(パーパス)”に共感し、共に働くパートナーである非正規雇用社員に対しても、物価上昇分を上回る賃上げを実施する方針を決定しました。
当社は今後も社会課題の解決に取り組み、“志(パーパス)”につながる、明るく、豊かで、幸福感(Well-being)に満たされた社会の実現に貢献することを目指します。
【社員群別 賃金改定概要】
1.正規雇用社員(3月1日時点)
(1)組合員
・人数:2,425人
・平均年齢:39.0歳
・賃金表改定額(平均):1人当たり金額 24,565円(内訳:定期昇給2.3%+ベースアップ16,000円)
・初任給(グローバル型):16,000円引き上げ
(2)基幹職(管理職)
・人数:1,540人
・賃金改定額:ベースアップ16,000円
2.非正規雇用社員(シニア再雇用社員、パートタイム社員)
・人数:387人
・賃金改定額:4.0%以上の賃上げ