味の素株式会社(社長:藤江 太郎 本社:東京都中央区)は、本年6月以降、国内市場における公募形式による当社初のサステナビリティ・リンク・ボンド(以下本社債)の発行に向け、本日、訂正発行登録書を関東財務局長に提出しました。本社債は、国際資本市場協会(ICMA)が定めるサステナビリティ・リンク・ボンド原則(SLBP)2020およびローン・マーケット・アソシエーション(LMA)・アジア太平洋ローン・マーケット・アソシエーション(APLMA)・ローン・シンジケーション&トレーディング・アソシエーション(LSTA)の定めるサステナビリティ・リンク・ローン原則(SLLP)2023の5つの要件(「1.KPIsの選定」、「2.サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)※2の設定」、「3.債券/ローンの特性」、「4.レポーティング」、「5.検証」)に従って策定したサステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク(以下本フレームワーク)に基づき発行されるものです。
当社は2023年2月に発表した中期ASV経営 2030ロードマップにおいて、「アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献する」を「志(パーパス)」と定めています。
当社の事業は、健全なフードシステム、つまり安定した食資源と、それを支える豊かな地球環境の上に成り立っています。そこで、2030年までに、サステナビリティの推進に向けて、温室効果ガス(以下GHG)の排出削減・プラスチック廃棄物削減・フードロス低減・サステナブル調達を通じた「環境負荷の50%削減」およびおいしい減塩・たんぱく質の摂取・職場の栄養改善を通じた「10億人の健康寿命を延伸」を両立して実現することが必要であると考えています。さらに、2050年には、GHG排出量をネットゼロとするカーボンニュートラルを目指します。本社債は、環境・社会の重要課題の解決に向けた当社の姿勢を示すものであり、今後、サステナビリティへの取り組みをさらに推進していきます。
本社債の概要

本フレームワークの概要

なお、当社は本フレームワークに関し、第三者機関であるSustainalytics(サステイナリティクス)から「セカンドパーティ・オピニオン」を取得しています。
https://mstar-sustops-cdn-mainwebsite-s3.s3.amazonaws.com/docs/default-source/spos/ajinomoto-co-inc-sustainability-linked-financing-framework-second-party-opinion-(2023)-japanese_revised_14jul2023.pdf?sfvrsn=569d6462_1(*2023年7月25日更新)
<参考資料>
味の素株式会社 サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク
https://topics.ajinomoto.co.jp/files/20230519/Framework.pdf
※1) サステナビリティ・リンク・ボンドとは、発行体が事前に設定したサステナビリティ/ESG目標の達成状況に応じて、条件が変化する可能性のある債券の総称です。
※2) サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)とは、サステナビリティ・リンク・ボンドの発行条件を決定する発行体の経営戦略に基づく目標を指します。
※3) ストラクチャリング・エージェントとは、サステナビリティ・リンク・ファイナンスのフレームワークの策定およびセカンドパーティ・オピニオン取得の助言などを通じて、サステナビリティ・リンク・ファイナンスの実行支援を行う者のことです。


