味の素株式会社(社長:西井 孝明 本社:東京都中央区)は、2021年12月7日(火)~8日(水)に開催される東京栄養サミット2021(主催:日本政府)を契機に、栄養改善の具体的な目標である「栄養コミットメント」を発表し、10月26日にコミットメント登録サイト(Global Nutrition Report)に登録しました。当社は「食と健康の課題解決企業」を目指し、2020-2025中期経営計画において2030年のアウトカムとして掲げている「10億人の健康寿命延伸」に向けての道筋として、この「栄養コミットメント」を策定しました。具体的目標を、サミットを通じて国内外に発表することで、社会に向けてその実現を固くお約束します。
そして、透明性の高い進捗報告とフォローアップに着実に取り組んでいきます。

栄養不良の二重負荷と言われる、過体重や生活習慣病と関連する過剰栄養、そして途上国の貧困層における不足栄養の問題が世界的に深刻さを増しています。そうした環境の中で、東京栄養サミット2021は、各国政府、国際機関、企業、市民団体などのリーダーが、健康・食・強靭性等をテーマに世界の人々の栄養改善について幅広く議論し、今後の行動の方向性について共通認識を深める極めて重要な機会です。
当社は、本サミットに積極的に参画するとともに、「10億人の健康寿命延伸」を実現するために策定した「栄養コミットメント」を着実に推進します。また、アカデミアとの連携や多様なステークホルダーとの協働、食に関わる付加価値の高いソリューションの提供により、目標達成に向けた取り組みを加速します。
【当社取締役 代表執行役社長 最高経営責任者 西井 孝明からのメッセージ】
当社にとって「栄養コミットメント」はグループ全体の栄養改善に向けた包括的な事業活動の中長期の目標です。そして、その活動や成果を発信することが、社会の栄養改善活動の機運を高めることにもつながると考えています。世界中に存在する多様な栄養課題解決は、一社のみで達成できるものではありません。同じ目標に向けて、世界中のあらゆる人々が力を合わせなければなりません。東京栄養サミット2021は、様々なステークホルダーが、パートナーシップを構築する絶好の機会であり、産官学民連携の重要な役割を果たし、社会課題解決のためのリーダーシップを発揮していきたいと考えます。
「SDGs達成年である2030年までに10億人の健康寿命を延伸する」というアウトカム達成のために、これからも国際的な栄養改善の議論の場や出会いを通じて、積極的なエンゲージメントを加速していきます。
参考
■ 栄養サミット
「栄養サミット(NUTRITION FOR GROWTH SUMMIT)とは、栄養改善に向けた国際的取組を促進する会合です。オリンピック・パラリンピックの開催国が主催するのが慣行で、2013年、英国政府等の主導により始まりました。今回は、英国(ロンドン)・ブラジル(リオ)に続く3回目の開催です。
当社は第1回のロンドン栄養サミットにおいて、日本企業として初めてコミットメントを発表しました。
■ NUTRITION FOR GROWTH
N4G イニシアチブ公式サイト https://nutritionforgrowth.org/
■ 外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ghp/page25_002043.html
■ 農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/seisaku/n4g2021.html
■ Global Nutrition Report
https://globalnutritionreport.org/resources/naf/
「Global Nutrition Report」では、栄養サミットにおけるコミットメントを収載するとともに、世界の栄養課題の現状に関するレポートを発行しています。
2020年5月14日付プレスリリース
味の素グループ、栄養プロファイリングシステム(Nutrient Profiling System)を導入
~日系企業初、7カ国9法人において対象製品の栄養価値評価を開始~
https://news.ajinomoto.co.jp/2020/05/20200514.html


