味の素㈱と太陽生命保険㈱・㈱エスアールエル・㈱セルメスタとの三大疾病予防に関する業務提携について

　味の素株式会社（社長：西井孝明 本社：東京都中央区）は、太陽生命保険株式会社（社長：副島直樹 本社：東京都中央区、以下太陽生命保険社）、株式会社エスアールエル（社長：東俊一 本社：東京都新宿区、以下エスアールエル社）、株式会社セルメスタ（社長： 熊倉利和 本社：東京都墨田区 以下セルメスタ社）^※１の３社と、三大疾病（がん、脳卒中、心筋梗塞）の予防に関する業務提携について覚書を締結しました。これにより、当社を含む４社は、それぞれが持つ“三大疾病評価”“予防サポート”“ＩＴプラットフォーム運用”に関する知見や技術を活用し、「アミノインデックス®リスクスクリーニング（ＡＩＲＳ®）」^※２のさらなる普及を通じて三大疾病の早期発見・早期治療を推進するとともに、健康寿命の延伸につながる新たな製品・サービスの開発を開始します。
※１）エスアールエル社とセルメスタ社は、みらかホールディングス㈱の連結子会社です。
※２）血液中のアミノ酸濃度バランスから、“現在がんである可能性”、“１０年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク”、“４年以内に糖尿病を発症するリスク”および、“血液中の必須・準必須アミノ酸の低さ”を一度に評価する検査です。

　三大疾病である「がん」「脳卒中」「心筋梗塞」は、日本人死亡率の５１．４％を占めており（出典：厚生労働省 人口動態統計年報２０１７年主要統計表）、総患者数は約４６３万人と推定されています（出典：厚生労働省 平成２９年（２０１７）患者調査の概況）。こうした環境の下、生活習慣の見直しを含む疾病の予防や定期的な健康診断の受診による疾病の早期発見に向けた個人の取り組みが近年重要視されています。

　当社では、疾病の予防や早期発見に役立てていただける検査として、血液中のアミノ酸濃度バランスから現在・将来のさまざまな疾病リスクを一度に評価する「ＡＩＲＳ®」を提供しており、エスアールエル社は共同事業者として、医療機関からの血液サンプルの収集とそのアミノ酸分析を行っています。
　また今回新たに業務提携する２社の内、太陽生命保険社は、疾病予防への取り組みをサポートするユニークな保険商品を、セルメスタ社は企業健康保険組合向けのＩＴプラットフォームやコンサルティングノウハウなどを保有しています。

　今回の業務提携を通じて、４社は三大疾病評価結果、疾病データ、生活習慣データ等のビッグデータ解析を推進し、予防視点の新たな検査と、保険商品の一体開発など、予防に資する新たなソリューションサービスの開発につながる共同研究も検討していきます。

　当社は、長年の研究で培ったアミノ酸に関する技術を活用して開発した素材や製品、サービスの提供を通じて、人々の快適な生活の実現に貢献します。今後も「アミノインデックス技術」を応用して、がんや生活習慣病を含めた様々な疾病の予防や早期発見につながる検査の研究開発を進めます。