※味の素㈱の非喫煙者率
味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、2017-2019(for 2020)中期経営計画で掲げている「健康なこころとからだ」の実現に向けて、「健康経営」を通じた社員の健康増進の取り組みを強化しています。その一環として、味の素グループ「吸わない会社」宣言を行い、2020年7月までに当社全事業所での就業時間内/屋内全面禁煙の実現により、喫煙リスク・受動喫煙の極小化を図り、まず当社の非喫煙者率88%(2020年度)を目指します。
当社は経営戦略として社員の健康に配慮するとともに、社員個人のセルフ・ケアによる健康増進を目指し、2001年より「全員面談」、2008年より再発率ゼロを目標とした独自の「メンタルヘルス回復プログラム」など、健康経営の取り組みを進めてきました。
2018年度には「味の素グループ健康宣言」を制定し、グループ全体の「健康経営」を統括する健康増進責任者を当社本社に配置しました。また「健康アドバイスアプリ」※1や「My Health」(社員個人向けWEBサイト)※2の導入により“健康状態の可視化”を行うとともに“生活習慣病予防”対策として、発症リスクのある社員に対する「適正糖質セミナー」(2018年度、全国19回開催)や、血糖値や血圧などが高い社員に対する減量や生活改善指導などの重症化予防施策を実施しました。さらに当社本社の社員食堂では、産業医や保健師が在籍する健康推進センター監修による健康支援メニュー「ヘルシー500GOLD」(約500kcal)を社員に提供するなど、社員の健康づくりのための環境整備に取り組んでいます。
当社は経済産業省と東京証券取引所による「健康経営銘柄」に2017年~2019年の3年連続で認定されました。2019年度はこれまでの「健康経営」の取り組みを徹底するとともに、喫煙リスク・受動喫煙極小化の取り組みをさらに強化します。味の素グループ「吸わない会社」宣言を行い、当社の健康管理規程に受動喫煙対策・禁煙教育を明文化します。<吸わないための禁煙サポート>としてオンライン禁煙指導や禁煙セミナーなどを実施するとともに、社員へ禁煙を促す情報のメールマガジン配信や、屋内全面禁煙と明記されたポスターやステッカーの掲示による<吸わない会社に向けた風土醸成>を進めていきます。
当社は2019年4月より本社にて就業時間内禁煙をスタートし、上期中に屋内喫煙スペースを廃止、同年下期中に敷地内全面禁煙、2020年7月までに全事業所での就業時間内/屋内全面禁煙を実現します。また、当社の喫煙リスク・受動喫煙極小化の取り組みを当社国内グループ内に拡大し、2022年度には当社国内グループで就業時間内禁煙を実施します。
当社は今後、国内外のグループ会社に配置した健康増進責任者のもと、「健康経営」の推進体制を構築し、各国・各グループ会社に適した健康経営の展開を図ります。「健康経営」により社員の「こころとからだの健康」を、「働き方改革」により「働きがいと生産性の向上」を実現することで、個人と会社の成長の同期化を通じたイノベーションの実現によりグローバル食品企業トップ10クラス入りを目指します。
※1) 「運動」「食事」「睡眠」「気分」の4軸で健康状態を可視化するとともにアルゴリズムとAIによるアドバイスが自動提供される、株式会社リンクアンドコミュニケーションが提供する健康アドバイスアプリ
※2) 健診結果、就労状況、生活習慣状況を一元把握できる個人向けWEBサイト


